ZETTの内野手用(セカンド・ショート)グラブ。
プロステイタスは4つのサイズ展開がされていますが、そのうちの「サイズ2」を使ってみた感想を記していこうと思います。
※数年前に購入したグラブなので、仕様が変更されている部分もあるかもしれません。
この記事で分かること
✅ゼット グラブ「サイズ2」の特徴
✅メリットデメリット
について記しています。
基本情報
メーカー | ゼット |
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ポジション | 二塁手・遊撃手 |
サイズ | 2(ゼット内での表記 インチなどは不明) |
備考 | あご紐:順閉じ グレード:プロステイタス 設計:掴み捕り |
グラブを購入する時に調べたところ、ゼットのグラブは品質の高さに定評があるそうです。中でもプロステイタスは最上グレードに当たるので特に高品質なのだと思います。
革質が良いため、ある程度の期間使い続けてもグラブの硬さが維持されて、へたりにくい印象があります。
そういった品質のわりに価格が高すぎない点も特徴的です。
ゼットでは「二塁手・遊撃手用」グラブはサイズ1から4まで展開されています。今回取り上げているグラブはサイズ2なので、ラインナップの中では小さい方になりますね。
実際の長さ(インチやセンチ)は公式では表記されていません。そこが少し不便だなと感じる部分でもあります。
ローリングスのグラブと並べてみたところ11インチのグラブより大きく、11.25インチのグラブより小さいように感じました。
なので11インチ<サイズ2<11.25インチくらいなのではないかと感じます。
「サイズ2」のメリット
メリット |
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全体的にコンパクトで軽い コンパクトだけど深さはある |
「サイズ2」は全体的にコンパクトな造りになっています。なのでとても軽さを感じて扱いやすいです。
本体の小ささに加えて、面積の小さいHウェブを採用しているので、わずかな空気抵抗さえ受けにくいのではないかと感じています。
型付けによるのかもしれませんが、小ささのわりにポケット部分の深さがあります。そのため深いところでガッチリと捕球することが出来ます。
コンパクトな「サイズ2」ですが、手入れ部分も少しタイトな造りになっていると感じます。
ショップで最初に手を入れた時に、非常にフィットする感覚があったので、それが購入の決め手になりました。
後々、フィットしすぎで、ゆとりが無いように感じるようにもなりました。
もしかしたら成長途中の中高生向けなのかなとも感じます。
「サイズ2」のデメリット
デメリット |
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捕球面が狭い |
「サイズ2」のデメリットとして考えられるのは捕球面が狭く感じられる点です。
サントニーは守備が得意なわけではないので、どんなボールでも確実に捕球できるというほどの技術は持っていません。
バウンドが合わない球や速すぎる球に対して「とりあえず手を出したら入った」という場面も少なくないのですが、コンパクトなグラブではそれが難しいです。
写真のように、あご紐4本分のスペースしかなく、5本目の位置にはもうヒンジがある構造になっているので、幅は狭いです。
捕球面の狭さから、中指付近で弾いてしまうこともありました。
型付けによるかもしれませんが写真の緑ラインの辺りで折れてしまい、狭い捕球面をさらに狭く使う感じになるので、中指で弾く場面が幾度かありました。
黄色い丸の辺りで弾きやすいので、その分、もう少し外に広く折れてくれると良いのですが…
奥のウェブの方まで入ってくれればガッチリと掴めます。
以下の項で、デメリット部分を解消しながらプレーできる使い方を考えてみました。
使い方の考察
このグラブは
打球に対してピンポイントにグラブを差し出せる技術を持った玄人向けなのではないかと思われます。
もしくはそういったレベルを目指して、努力を重ねる意気込みのある人。
荒れたグラウンドでプレーしがちで、お楽しみレベルでプレーする草野球人にとっては扱いが難しいサイズ感。
手入れ部分が少しタイトなことから、守備を上達させたい中高生にはフィットするのではないかと思われます。
中指で弾いてしまうというデメリットは、中指をズラすように使うことで解消の余地が見られます。つまり小指二本入れでのプレーです。土手が狭く、縦型の造りなので、ウィルソンの「コユニ」型付けに近い使い方をすることが可能です。
話のまとめ
ゼット 内野手用グラブ「サイズ2」の特徴
✅コンパクトで軽く、扱いやすい。
✅捕球面が狭いためピンポイントに捕球できる人、守備の向上を目指す人に向いている。
✅小さくてもポケットは深く、入ったらガッチリと掴める。
✅小指二本入れで使うことも不可能ではない。