以前、フランクリンのバッティンググローブを使った感想を記事にしました。
このページでは、
ローリングスのバッティンググローブについて、使用感をレビューしたいと思います。
検索してみたところ品番はEBG23S02というやつみたいです。
仕様や材質の違うシリーズも存在しますので、ローリングス製品が全て同じというわけではない点、ご了承ください。
ただ今後のモデルでも、
掌部分が同じ構造になっているモデルに関しては参考になるのではないかと思います。
この記事を読んでわかること
ローリングスのバッティンググローブについて
✅サイズ感
✅メリット
✅デメリット
などを記しています。
ローリングス(EBG23S02)のサイズ感
フランクリンのサイズ感と比較して
✅大きいサイズ表記のものを選んでもピッタリ感がある
✅指の余りも少ない
と感じます。
フランクリンを購入する時はSサイズを推奨されましたが、ローリングスはMサイズを購入しました。
サイズ表記は大きくなっていますが、比較すると指や掌部分の締まりがあり、指先の余りも少ないと感じます。
(ピッタリしすぎて脱がすのに少し苦労するくらいの感覚です)
その時も「緩すぎる」というような感覚は無くサイズ感での不便はなかったので、選択肢としてアリかもしれません。
家にあったので指先を測ってみたところ、指先は1cmくらいの余りが確認できました。
また、写真では分かりづらいかもしれませんが、掌部分には少しゆとりを感じます。
フランクリンのSサイズは指先の余りが1cmに満たないくらいだったので、それよりは少し大きいくらいかなと思います。(神経質なサントニーが気にせず使えていたレベルではあります)
感覚的には…
(大きい) ローリングスL>フランクリンS>ローリングスM (小さい)
といった感覚かなと思います。
※もしかしたら、
同じメーカー内でもシリーズによってサイズ感が異なる場合があるかもしれません。
ローリングス(EBG23S02)のメリット
掌部分の素材が薄く、素手に近い感覚で握ることが出来る。
合成皮革なのに摩擦に強い。
価格が高すぎない。
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指の短い人でも違和感のないサイズ感。
サントニーは他人と比べて指が短い方だと思います。
フランクリンの記事で細かく書いていますが、だいたい関節ひとつ分くらい短いです。
少なくとも、人より指が長かった経験は無いです。
そんなサントニーが指に違和感なく使えている手袋は今のところローリングスだけです。
(相対的に掌が大きめに設計されているのか分かりませんが…)
野球関連の手袋で言えば、
ローリングスのバッティンググローブを3種類、フランクリン1種類、ミズノの守備手袋を1種類所持していますが、この中ではローリングスだけが違和感なく使えています。
指が短めの人はローリングスのバッティンググローブを検討してみても良いのではないかと思います。
掌部分の素材が薄く、素手に近い感覚で握ることが出来る。
EBG23S02は合成皮革で造られている掌部分が薄く、「素手に近い感覚」であることも違和感なく使えるメリットのひとつなのではないかと思います。
上記のLサイズやフランクリンは天然皮革を使用しています。
天然のものは少し厚めな構造なのか、バットを握る時に何か隔たりがあるような若干の違和感があります。
また、握る時に少し隙間が出来て、ちゃんと握れていないような感覚も少なからずあります。
しかし、
掌部分が合成皮革で造られているEBG23S02で握った場合は、素材が薄めに作られているんだろうなという感覚で、隔たりをあまり感じません。
なので素手で握った時と近い感覚で、違和感なくスイングができるような感じがしています。
合成皮革なのに摩擦に強い。
合成皮革と天然皮革を比べると、
合成皮革の方が摩擦に弱い傾向があると感じています。
ところがEBG23S02に関しては、
合成皮革で、かつ薄い構造であるにもかかわらず、今のところ目立つ擦れが発生していません。
年間に20回あるかどうかという活動頻度の中で、フランクリンのバッティンググローブと併用している点もあり、使用回数が少ない面もあります。
しかし、
数回の素振りで「擦れ」が発生した過去のバッティンググローブのことを考えると、きれいな状態であると言えるのではないでしょうか。
(写真では分かりにくいかもしれませんが…)
少なくとも、見て分かる「擦れ」は発生していません。
スライディング時に手をついたときが最も強い摩擦だったと思うのですが、ダメージを感じません。
EBG23S02は、
掌部分が合成皮革な上に薄い構造であるわりに、摩擦に強く、長く使えるのではないかと考えられます。
価格が高すぎない。
ローリングスのバッティンググローブはおおむね3000円台半ば~4000円台ほどで販売されています。
調べてみると、
他メーカー製のバッティンググローブも近い価格帯で販売されているので、ローリングスは高いのかと言えばそうではないことが分かります。
フランクリンは頭ひとつ飛びぬけた価格帯なので、気軽に手を出すことも難しいと感じます。
今までに使ったことが無くてとりあえず試してみた場合や、使えなくなってしまった場合などでも、あまり躊躇せず購入できる価格帯であることは便利な面と言えるかもしれません。
こちらも過去に使っていたバッティンググローブです。
ローリングスの合成皮革の製品で、弱かったと感じているものです。
親指部分に関しては素振りで数回試しただけで「擦れ」が発生していました。
それほど頻繁に使っていないにもかかわらず、最終的には内部の繊維がむき出しになるくらいまで削れてしまっています。
(ちなみにサイズはLですが、上記のLサイズよりもフィットしている感覚です)
その他に、
野球経験のない友人が、とりあえずということで安い合成皮革のグローブを買ってキャッチボールをしたところ、その日のうちに破けたというエピソードもあります。
バッグやソファでも、合成皮革のものは擦れに弱くボロボロになっている印象があります。
ローリングス(EBG23S02)のデメリット
やはり合成皮革なので、耐久性に難があると予想される
グリップ力に関して初めに記しておきますが、
表面のデコボコ加工も施されており、ある程度のグリップ力は有しているレベルではあると思います。
その上で細かく、感覚的な面もありますが比較をしています。
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「グリップ力がめちゃめちゃイイ!」というわけでもない
EBG23S02はある程度のグリップ力は有していると感じますが、
グリップ力がめちゃめちゃ高いかと言えば、そうとも言い切れない感覚もあります。
あくまでも感覚的な部分を擬音で表現するので分かりにくいかも似れませんが「んギュュ」っていう感じ。これはフランクリンの天然皮革(デコボコ加工)と近い感覚です。
またバットのグリップテープ側との相性による感じも受けます。
EBG23S02は、本体の摩擦力自体は少しだけ劣るものの、ある程度のグリップ力はある。
さらに、素手感覚でグリップ部分を隙間なく握れるため、自分の手でバットが滑ってしまいそうな感覚は軽減できるという感覚です。
本体のグリップ力を比較すると
(高)
ローリングス合皮(弱)
>ローリングス合皮(EBG23S02)≧フランクリン(天然デコボコ)
>ローリングス(天然ツルツル)
(低)
といった感覚です。
やはり合成皮革なので、耐久性に難があると予想される
EBG23S02の掌部分、
現時点ダメージが感じられないものの、合成皮革ということでやはり摩擦に弱いのではないかと予想しています。(あくまでも予想となりますが…)
それでも、ダメージが表れていないという時点で以前の弱かったものと比較すると明らかに耐久性が高いので、長く使えると思われます。
ある程度グリップ力が高く、ある程度長く使える耐久性が感じられ、かつダメになった時には買い替えが難しくない価格帯であるという、絶妙なバランスの製品だと思います。
話のまとめ
ローリングスのバッティンググローブ(EBG23S02)のまとめ
✅指が短い人でも違和感がない
✅掌部分が薄くて素手感覚で握れる
✅合成皮革だけどダメージを感じず、耐久性の高さに一定の評価
✅ある程度のグリップ力を有している
✅価格はそれほど高くない
フィット感があり、なおかつグリップ力と握りやすさと耐久性と価格のバランスがいい製品だと感じます。