このページでは久保田スラッガー製の軟式グラブ
「KSN-MS-1」について、特徴や使ってみた感想を書き留めています。
※ヤフオクに出品されていたものを購入したため
型付けの状態など個体差がある可能性もあると思います。
こんな人に読んで欲しい
✅久保田スラッガーのグラブが気になっている
✅内野オールラウンドで使えるグラブを探している
✅MS-1がL7Sと比べてどれくらい小さいか知りたい
MS-1の基本情報
| メーカー | 久保田スラッガー |
|---|---|
| ポジション | ピッチャー、セカンド、サード、ショート |
| 備考 | あご紐：逆とじ |
KSN-MS-1は久保田スラッガーの内野オールラウンド用グラブです。
公式のカタログにも「P、２B、３B、SS」と表記されており、キャッチャーとファーストを除く内野全般での使用が想定されている型のようです。
MS-1はL7Sの小型版と言われています。
小型版と言っても全体のサイズはL7Sと一緒で、手袋部分が短いということだそうです。
守備力に定評のある
北海道日本ハムファイターズの中島卓也選手がL7Sを使用していると知り、サントニーはL7Sが気になっていました。
店頭でも確認したのですが、久保田スラッガーのグラブは型付け後の形状を想像できないような形をしていることが多く、それまでは手を出せないでいました…
またL7Sは窓が大きいので、ぶかぶかなのではないかという懸念もあり、L7Sの購入は避けました。
といっても、手ごろな値段で、状態の良さそうな感じでちょうどヤフオクに出ていたため。
（新品ばかり買ってられる財力がないため…）
MS-1の特徴
✅とにかく指が短い
✅ウェブ下あたりのポケットは深め
✅土手が広い
✅親指はあまり動かさない
↓タップすると開くよ↓
とにかく指が短い
MS-1が気になっている人の中には
L7Sと比べていかに「小さい」グラブなのかを気にしている人が多いのではないでしょうか。
結論として、指袋はかなり短いと言っていいと思います。
というのもサントニーは指が短いです。一般の人と比べて手のひらは同じくらいであるものの指は関節一つ分くらい短いです。
そのサントニーの指でも先端がつっかえる感覚があるほどです。
親指に至っては、芯を止めている紐を一部外したくらいです。
ちなみに手のひら自体はキツく感じません。
一般的な手の大きさの人はL7Sの方を選んでもいいのではないかと感じました。
ウェブ下あたりのポケットは深め
MS-1はサイズ表ではポケットが「浅い」方に分類されています。しかし「標準的な深さ」との記載もあり、戸惑いました。
実際、板のように使うグラブと比べると深めな形をしていると感じます。
土手が広く、また人差し指と中指の間に指股があって幅がある点で、横に広めな形状に見えることも事実です。
ただ、サードでも使えると表記されていることを考えても、MS-1が「浅い」という枠に分類するには違和感がありますし、ウェブ下あたりでガッチリ捕球することも可能だと思います。
赤い丸の部分は深めの造りに見えます。
「DEEP GRIP POCKET」と書かれていることからも深く掴めるポケットだと感じます。
土手が広い
あご紐は逆とじであるため土手は広いです。
（逆とじの中ではあくまでも標準的な広さだと思います）
小指方向に広いので、薬指下にポケットを作って、浅く捕球することも出来る形だと思います。
手口部分に紐が４回通り（黄色の①～④）
そこからヒンジまで４回通っています（緑の①～④）
親指はあまり動かさない
MS-1のウェブは編み編みのウェブです。
指に直接紐を通しているタイプではなく、ウェブの土台を取り付けているような仕様です。
（表現が難しい…）
Hウェブやクロスウェブと比べて
親指と人差し指にウェブを固定する部分が多くなるので、親指の動きは柔らかくなりにくいと感じます。
土手が広く、斜め形状に見える点からも薬指辺りを動かして挟むように捕球するタイプなのではないかと思います。
型の付け方によるのかもしれませんが
所有している個体においては、緑色の丸内にある「牛の角」の先端辺りで折れます。
薬指の付け根あたりです。
すると緑色の丸のあたりでボールを受け、親指と赤い矢印の「Pro Model」のあたりで挟むような形になります。
話のまとめ
久保田スラッガーの軟式グラブKSN-MS-1の特徴
✅とにかく指袋が短いため、手が小さい人向け
（中学生くらいに合う？）
✅ポケットは深めに使えると感じる
✅土手が広く、薬指下にもポケットを作れる
✅親指を動かすより、薬指を動かして挟むように捕る動きに向いてるか
