このページでは、
草野球でミドルバランスのバットを使うメリットについて考察しています。
草野球で使うバットには
主にトップバランス、ミドルバランス、カウンターバランス
の3つが存在します。
トップバランスは「パワーヒッター向き」
カウンターバランスは「パワーのない人向き」
と言われています。
ちなみにカウンターバランスのバットは使ったことが無いので語れません…
筆者のバット歴
重量 | バランス | 素材 | 備考 |
---|---|---|---|
680g | ミドル | 金属 | 普通 |
720g | ミドル | 金属 | 普通 |
740g | トップ | 金属 | 個人的には重くて振られる |
720g | トップ | 金属 | トップでは扱いやすい |
720g | トップ | ウレタン | 飛ぶけど少し重い |
680g | セミトップ | ウレタン | 中途半端、表記より重く感じる |
650g | ミドル | ウレタン | 詳細記事アリ | 軽いのに飛ぶ
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①680gのミドル(金属)
草野球を始めた当初、
少年時代は結構飛ばしていた自負はあるけど
野球を続けてたわけじゃないし…
自分の力量が分からないので
売られていた中で中間的な、その中で少し軽めな印象の
680グラム(もしかしたら690だったかも)のミドルバランスの金属バットを購入しました。
数年のブランクがあって、改めて野球を始めたら
A球からM号球に変わっていました。
ボールの硬さか、劣化とかの関係か
何打席か使ったら、バットにヒビが入ってることに気付き
改めてバットを買うことに。
②720gのミドル(金属)
2本目のバットは少し重量を増やして
720グラムのミドルバランスの金属バットを購入しました。
M号球はA球に比べて飛ばなくなった感覚があったため
重量を増やすことで対策することにしました。
しかしこれでも飛距離は出せない…
A球時代は「バットに乗っけて運ぶ」ことで飛距離を出していた感覚があります。
M号球はA球に比べて硬さも増しているため
バットに当たってから一瞬で離れてしまう感覚があり
力が伝わっていないような感覚がありました。
③740gのトップ(金属)
続いて重さと遠心力の両方に焦点を当て、飛距離を出せるよう
740グラムのトップバランスの金属バットを購入しました。
当たれば飛ぶようにはなりました。
しかし重くて触れない時がある…
振ったら振ったでバットに振られることも多く
トップバランスのまま重量を落とすことを考えました。
④720gのトップ(金属)
720グラムのトップバランスの金属バットを購入。
このバットが当たりだったようで
ある程度使いやすくて、あたりが良ければセンターオーバーするくらい
飛ばすことが出来ました。
しかし速いピッチャーに対して
振り遅れながらとりあえず当てるといったシチュエーションでは飛ばない…
そういうときは内野を超えることすら出来ず
チームに貢献できないことがあると感じ反発系のウレタンバットの導入を決意しました。
⑤720gのトップ(ウレタン)
高反発バットレビューとなったこのバットも
かなりいい成績をたたき出してくれて
自身のヒットにおける長打の割合がかなり増えました。
しかし操作が難しく打ち損じる場面も。
特に内野フライが増えてしまい打率自体は下がりました。
上記の金属バットと重量は同じでも
中身が詰まっている分先端に重さがあるためだと思います。
⑥680gのセミトップ(ウレタン)
続いて、以前のバットより40グラム軽く
セミトップバランスで操作性を意識したバットを購入。
上記③から④への移行で20グラムの違いが明確だったので
今回の40グラムの差はかなり大きいはず。
…であるにも関わらず、あまり差が分からない。
むしろ重く感じる瞬間さえある…
これは失敗でした。
1.仕様変更によりウレタンの厚さが増して
先端の重さが増したのではないか。
2.「セミトップバランス」が実は中途半端で
トップバランスほどヘッドが走らない上に
操作性も欠ける微妙な出来具合なのではないか。
⑦650gのミドル(ウレタン)
現在がこれに至ります。
さらに重量を落として、バランスも変更。
振っただけでも分かりますがとても軽くて
以前までのに比べるとプラスチックバットを振っているんじゃないかと思うくらい。
まだ数回しか打席に立っていないので分からない所もありますが…
ミドルバランスの反発系バットを選ぶことで
「飛距離もある程度維持しながら、スイングのしやすさも求められるのではないか」
とこの記事を書いた時に想像していたのですが、それがやはり正しいかもしれないと感じさせられるバットです。
ミドルバランスを選ぶメリット
トップバランスのバットと比べて
ミドルバランスのメリットは3つあると考えています。
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①重さを感じない
ミドルバランスのバットは
トップバランスと比べると重さを感じにくいです。
バットの先端が重すぎないため
重さに負けてちゃんと触れないといった自体が起こりにくいです。
また、振りそうになったけど止めたいという場面などでも扱いやすさを感じます。
その「扱いやすさ」が精神面でも影響を及ぼし
気楽な状態で打席に入れると感じます。
②振り出しが早い
ミドルバランスのバットは
重さを感じない分、振り出しが速く
ボールを最後まで見極めることが出来ます。
「スイングスピードが速い」という表現ではなく
「振り出しが速い」という表現を使ったのには意味があって…
バットが加速してからの速度は
トップバランスの方が速いんじゃないかという感覚も持ち合わせているため。
(計測したことはありませんが…)
上記、「筆者のバット歴」でも記している通り
私は同じ重さのミドルバランス(A)とトップバランス(B)を持っています。
そして(B)と同じ重さで同じトップバランスの高反発系バット(C)も所有しています。
この3つを素振りした時
間違いなく(A)は重さを感じずに速く振れる感覚があります。
(B)を振ると重さを感じ、(A)と比較すると振りにくく
振り始める時により力を必要とします。
しかし、風を切る音がシャープで
速くスイングできているように感じます。
(C)を振るとより重く感じ、振るのが辛いくらいです。
ですが風を切る音はよりシャープです。
実際にスイングスピードを測ったわけではないのですが
振り出してから加速した時のスイングスピードは
トップバランスの方が速いのではないかと感じます。
メーカーの違いによる構造の違いなども影響しているかもしれませんが。
感覚的にはやはり
ミドルバランスの方が振り出しに力を必要としないので
スイングへの負担がかからず速く振りだせるように感じます。
③手首が返りにくい
ミドルバランスのバットは
先端に重心がおかれていない分
ヘッドが返りにくいです。
ヘッドが返りにくければ
タイミングを外された遅い球などでも
より長くバットの面を向け続けることが出来るので
ヒット性の当たりを打ちやすいメリットがあります。
トップバランスのバットは比較的ヘッドが返りやすいので
手首が返りやすくなってしまいます。
手首が返りやすくなってしまうことのデメリットは
別の記事でもう少し細かく考察していますのでご覧ください。
高反発系バットはミドルバランスがおすすめ
「筆者のバット歴」を経て考えると…
高反発のウレタンバットを使う場合はミドルバランスのバットがオススメ!
ジャストミートした時の飛距離は落ちてない。
打ち損じが減ったため長打を期待しやすい。
(まだ打席数は少ないですが)
高反発系バットはバットそのものに反発力があるので、
遠心力を使わなくてもある程度の飛距離が期待できます。
また高反発系バットは
芯部分が詰まっていて表記上の重量よりも重く感じるため
思ったより扱いにくいことが多いです。
なのでミドルバランスのバットを選んだ方が
扱いやすくジャストミートしやすいとも感じます。
話のまとめ
ミドルバランスのバットを選ぶ3つのメリット
①重さを感じない→扱いやすい
②振り出しが速い→最後までボールを見られる
③手首が返りにくい→ヒット性の当たりが増える
自身の体験として
・ジャストミートした時の飛距離が落ちた感覚はあまりない。
・扱いやすく打ち損じが減って、むしろ長打を期待しやすい。
・速いボールから遅いボールまで対応しやすくヒット量産が期待できる。
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